竈さらえ 見延典子短編集 頼山陽をめぐる物語

 

見延典子 著

 

■好評発売中! 

 2014年10月中旬頃発売 

 

■定価 1,200円(本体)

■判型 四六判並製 246P 

 

作家 見延典子初の時代小説短編集。

 

江戸時代後期の文人・頼山陽のまわりにはいつも物語があふれていた。

頼山陽と対決する贋作師、広島城下の呉服問屋の娘おりん、頼山陽の才能に嫉妬し、敵愾心を抱く若き広島藩士、頼山陽の子を身ごもる女弟子……

表紙をめくれば虚虚実実、9つの物語世界が始まる。

 

『竈さらえ』『槐』『恋する娘』『一花一草』『廓めぐり宮島詣で』『焚書の海』『節』『牛狐』『非利法権天』全9作に「著者による覚書き」、巻末に「頼山陽略年譜」付き。

 

生きることのひりひりとした厳しさ、寂しさ、焦燥感、そして何よりもその楽しさ。頼山陽に関する作品をライフワークとする著者ならではの短編時代小説9作品をお届けします。

「行間を読む」小説本来が持つ魅力を楽しんでいただければ嬉しく思います。


 

著者プロフィール

■見延典子(みのべのりこ) 

1955年、札幌市生まれ。早稲田大学卒業。

78年『もう頬づえはつかない』(講談社)を刊行。

2001年『すっぽらぽんのぽん―頼山陽の母・梅.八十四年の生涯』(南々社)で第 19回頼山陽記念文化賞受賞。

08年『頼山陽』(徳間書店)で第27回新田次郎文学賞受賞。

その他の著作に頼山陽の弟子、関藤藤陰の生涯を描いた『敗れざる幕末』(徳間書店)、『怒る清盛―頼山陽が描いた「平清盛」』(南々社)などがある。

1981年から広島在住。

「頼山陽ネットワーク」公式ホームページ http://www.raisanyou.net/


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